全盛期からの落差が激しい国で打線組んだ
今回は戦史というより世界史の話題だが、センバツ高校野球など球春も近いので野球ネタで。
1(遊) スペイン
2(二) ポルトガル
3(一) イタリア
4(三) モンゴル
5(左) ギリシャ
6(捕) マケドニア
7(中) トルコ
8(右) チベット
9(投) イラク
セットアッパー:ベルギー
クローザー:ウイグル
監督:イギリス
スペイン
アメリカ以南に巨大な権益を持ち新大陸のあらゆる富を蓄えた
オランダや南仏にも領土を拡大した超大国
現在、経済や国際的影響力では一線級にない
トリプルスリーしそう
ポルトガル
アフリカやブラジルなどに非常に広大な植民地を持っていた
ところが19世紀には植民地であるブラジルに遷都という珍事を起こした
現在はクリスティアーノロナウドぐらいしか特産品がない
2番強打者説
イタリア
全盛期ローマ帝国は東はコーカサスやバルカン半島
何だかんだ暗黒と言われる中世もダンテ、フィボナッチなどがいた
ルネサンス期もダヴィンチをはじめ多くの著名人が活躍
19世紀以降はお察し
.365 40本くらい打ちそう
モンゴル
陸続きの国としては世界最大最強の世界帝国モンゴルを打ち立てた
モンゴルの時代の終わったあとも主に明帝国の脅威であり続けた
全盛期にはやりたい放題殺戮されたロシアによってモンゴル後継国家は絶滅した
現在ではあれだけ広い国土の中に300万人しか人がいない
60本塁打ぐらい打ちそう
ギリシャ
数学、哲学、天文学、物理学などあらゆる学問がギリシャで急発展した
既に地球が球体であることやおおよその大きさまで知っていた
ペリクレスらが指導したギリシャの全盛期は人類史上不滅の黄金時代といっても過言ではない
がそれがあまりにも短かった国で紀元前4世紀以降全くパッとしない
全盛期.358 44 145
現在.210 0 15
マケドニア
ギリシャと逆に紀元前4世紀以外はパッとしない国
フィリッポス2世の時代とその息子アレクサンドロス以外の事が語られてるのを見たこともない
国旗が面白い以外は特筆するべきところはない
某匿名掲示板でマケドニア国旗が異常な人気を博しているらしい
トルコ
500年のオスマン帝国やそれ以後のケマルによる近代化も評価は高い
人類史上最古の神殿遺跡があったり
鉄の武器で無双したヒッタイトがあったり
歴史の深さと重要さは狭いアナトリア半島だけで世界トップレベル
なお現在中近東の中ではまだマシとはいえきな臭い事になってる模様
打線屈指のベテラン選手
チベット
ソンツェン・ガンポやティソン・ディツェンの時代チベットはむちゃくちゃ強かった
あんな辺境も辺境の山奥のところから強国を倒して広大な版図を得た
今でこそ大人しそうな顔をしているものの凄まじい戦闘民族
なお現在中国の圧政下で苦しんでいる模様
お坊さんが焼身自殺したり、あの根性は間違いなく戦闘民族の血
この辺のメンツの中では全盛期のスゴさが多少弱いが今があまりにも可哀相すぎるので選出
イラク
言うまでもなくイラクとシリアはメソポタミア文明の中心
世界史上最初の文明が興り天文学や数学など非常に高いレベルにあった
世界中のあらゆる発見はもうほとんどメソポタミア由来と言ってもいい
ここで文字が生まれた事は特に重要
ギリシャやエジプトですらメソポタミア由来の文明によって発展した
あの発明と革新の申し子のような古代ギリシャ人ですら自前で文字を発明出来なかった
その後ギリシャとエジプトの文明を受け継いだローマ
ローマを受け継いだヨーロッパ人もルーツはメソポタミア
なお今は言うまでもなく酷い状況
ここは文明発生から今までずーっと戦争を続けてきたと言っていい
サイヤング賞取りそう
ベルギー
あのメロヴィング朝やカロリング朝などのフランク族の王国はベルギーが発祥とされる
カロリング朝初代ピピン3世
ピピンの父カールマルテル。ピピンがアウグストゥスならこっちはカエサル。
カロリング朝初代ピピン3世
ピピンの父カールマルテル。ピピンがアウグストゥスならこっちはカエサル。
全盛期には広大な版図を持っており、19世紀くらいまではブルジュ、アントワープなどがヨーロッパ屈指の商業都市として発展
文化、芸術、商業など全てにおいてレベルが高かった
アフリカにも植民地を持つなどそれなりに中世以降も頑張っていた
今はチョコレートぐらいしかない
ウイグル
全盛期には当時南北朝時代の中国を属国にする突厥帝国を完成させた
突厥はよくいる中国史の異民族とはレベルが違う
何しろこのテュルク族は唐に倒された後西に行ってセルジューク朝、マムルーク朝、オスマン帝国などの基礎を作る
そして五代十国を終わらせた宋の皇族も元はテュルク系であるとする説が有力である
突厥は唐に倒されるがそれ以前からシルクロード交易において中国と西域を繋ぐ地点であったため商業が発達し繁栄していた
その後のモンゴル帝国でも政治や経済に精通したウイグル人役人が大きく関わっていたとされる
だが今は中国共産党の非人道的政策により恐ろしい弾圧を受けている可哀相な国
イギリス
世界史上最大最強にして最後の世界帝国を築いた大英帝国
インド、中国江南、北米、南アフリカ、オセアニア地域など世界屈指の資源豊かな地を次々と植民地に
イギリスでは知っての通り学問やあらゆる技術が18世紀以降急速に発展した。
古代、中世まではローマやデーン人に完全征服される弱い島国だった
ところが十字軍、百年戦争以降は戦績を見てもヨーロッパ最強といっていい
サラディンにさえ勝利した当時の欧州では断トツ最強のリチャード一世、フランスを蹂躙したエドワード黒太子やヘンリー五世、立憲君主制を確立するのに貢献したクロムウェル、無敵のマールバラ公チャーチル、ウェリントン、ネルソンなどなど
ところが今や七つの海を支配した姿はなく
基軸通貨はポンドではなくドル
アメリカやその他の国は次々と独立しアイルランドやスコットランドでさえイギリスの手を離れてもおかしくはないという始末
別に国内が悲惨な状況であるわけではない
全盛期と比べる事自体おかしいのだが、それにしても凄まじい下げ幅である
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